整体院を開業するときの予約と顧客管理の準備|最初に決めておきたい3つのこと

開業まであと1か月。物件は決まった。内装も、ベッドも、看板も。
予約の受け方は「電話とLINEでいいか」と思いながら、まだ何も決めていない。
開業の準備をしている先生の頭の中は、だいたいこの順番だと思います。予約の受け方は、いちばん後ろに来ます。

整体院・治療院向けの予約システムでサポートを担当している井上です。院の初期設定を、これまで約20院お手伝いしてきました。
この記事は、開業まであと数か月、または開業して数週間の先生に向けて、予約と患者さんの記録まわりで「いつ、何を決めるか」だけをお話しします。物件や資金や届け出の話はしません。
最後に、どんな院に私たちのサービスが向いているかを短く添えます。

開業前に決めておきたいのは3つだけ

開業前に、全部を決める必要はありません。予約と記録まわりで決めておきたいのは、3つです。

一つ目は、予約の入口。電話だけで受けるのか、LINEやWebからも受けるのか。
二つ目は、患者さんの記録の置き場。紙のカルテか、システムか。
三つ目は、リマインドの手段。前日の連絡を手で送るのか、自動で届く形にするのか。

この3つが決まっていれば、あとは開業してから直せます。逆に、この3つを決めずに初日を迎えると、目の前の患者さんに合わせて「とりあえず紙で」となって、それがそのまま習慣になります。

初日から紙で始めると、あとで移すのが一番大変

「まずは紙で始めて、患者さんが増えたらシステムにしよう」。こう考える先生は多いですし、気持ちは分かります。

ただ、あとで移すときに何が起きるかを、先にお伝えしておきたいです。
紙の予約表と紙のカルテで始めると、システムに移すときに、過去の記録を入れ直すか、紙とシステムを二重に持つ期間が出ます。患者さんが増えてからやるので、いちばん忙しい時期に、いちばん面倒な作業が来ます。
開業直後は、患者さん全員が「新規」です。いま始めれば、移す手間はゼロです。紙のカルテをやめる順番は電子カルテの記事で詳しくお話ししていますが、開業のタイミングは、その「順番」を考えなくていい唯一の時期なんです。

一人で始める院の予約の受け方

開業する院の多くは、施術者が先生一人か、二人です。受付の人はいない。施術中は電話に出られない。それが前提になります。

だから、患者さんがご自身で予約を入れられる入口(LINEかWeb)を、初日から用意しておいてください。電話だけで始めると、患者さんが増えたときに施術中の電話が問題になります。そのときに入口を作るより、患者さんが少ない今のほうが、作る手間はずっと小さいです。

入口を作るときに見るのは、患者さん側の手間です。アプリを入れなくても予約できるか。LINEの友だち追加だけで済むか。予約の変更やキャンセルを患者さんがご自身でできるか。ここはLINE予約の記事にまとめています。

患者さんが少ないうちの費用の考え方

開業直後は、固定費を小さくしたいと思います。それは正しいです。

ただ、見るのは月額の安さより「やめやすさ」だと私は思っています。初期費用があるか、解約金があるか、最低利用期間があるか。この3つが無いシステムなら、合わなければやめられます。開業前の不確かな時期には、この条件がいちばん大事です。
無料でつかえる期間があるものを選んで、開業前に設定を済ませ、その期間で試す。開業日には、もう慣れている状態にする。これが、いちばん負担の少ない入れ方です。

一つ注意があって、いちばん安いプランには肝心の機能(たとえばLINE予約)が入っていないことがあります。金額だけで選ばず、「自分の院に要る機能が入っているプランはいくらか」で比べてください。

前の職場のシステムと同じことができるか

勤めていた院で予約システムをつかっていた先生は、その使い勝手が基準になります。「前の職場と同じことができるか」は、よく聞く言葉です。

おすすめしているのは、前の職場でつかっていた機能を、名前で書き出すことです。予約、クーポン、回数券、リマインド、カルテ。書き出してみると、「一人で始めるなら要らない」ものも見えてきます。スタッフの管理やシフトは、一人ならまだ要りません。

匿名で、例を一つ。施術者が一人の整体院で、新しく開業するタイミングで予約システムを入れた先生がいます。以前いた整体院でつかっていたものと同等の機能、具体的には予約システムとクーポンを求めて選ばれました。「前と同じ」を全部そろえるのではなく、要るものを名前で決めていたのが印象に残っています。

開業時に使える補助金について

開業の準備をしていると、補助金の話を耳にすると思います。IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金など、システムの導入につかえる制度はあります。

ここで知っておいていただきたいのは、補助金の対象になるのは「対象ツール」として登録されているサービスだけ、ということです。つかいたいサービスが登録されているかどうかを、先に確認してください。登録されていないサービスは、どれだけ良くても対象になりません。
制度そのものの金額や期限、条件は年度で変わります。この記事では数字を書きません。公的な案内でご確認ください。

私たちがサポートしてきた院で、実際に起きたこと

私たちのサービスは、始めてから累計で100店舗に入りました(2026年8月時点・自社調べ)。導入の相談で多いのは、整体院で、施術者が一人か二人の院です。開業と同時に入れる先生も、その中にいらっしゃいます。

実名で書ける院の例を一つ。東京・池袋の「池袋西口駅前M式整体」は、新しく開業するタイミングで入れてくださいました。動機は「リピーターを増やしたい」。いまはLINE予約とWeb予約と電話を併用されています。先生からは、こんな言葉をいただいています。

「どんどん使いやすくなっていて満足している。要望が素早く反映されるのでストレスが少ない。」

開業前の初期設定については、先生にはメニューやクーポンの内容を出していただいて、登録はこちらでやっています。目安は約5営業日です。開業日が決まっていれば、それに合わせて準備できます。

※開業直後は予約が少ないぶん、システムに慣れるのにいちばんいい時期です。

こんな院には、私たちのリピマルが向いています

ここまでお読みいただいた先生に、最後に私たちのサービスの話を少しだけ。
私たちが作っている「リピマル」は、整体院・治療院向けのLINE予約と顧客管理のシステムです。開業する院には、こんな形で合うと思います。

●開業と同時に、LINEとWebから予約を受けたい院。患者さんはLINEの友だち追加だけで予約でき、アプリは要りません

●施術者が一人か二人で始める院。リマインドはLINEで自動で届き、間違えて消した予約は「戻す」ことができます

●予約と、カルテ・回数券などの記録を、初日から一つのシステムで持ちたい院

●初期設定は約5営業日。開業日に合わせて準備できます

一つ、正直にお伝えしておくことがあります。リピマルはいま、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金の「対象ツール」には登録していません。補助金をつかって入れたい先生には、ここは先にお伝えしておきます。
また、電話で全部受けたい院や、レジ(POS=レジ(会計)のシステム)と連携させたい院には向いていません。

料金は、初期費用0円、解約金0円、最低利用期間なし。無料でつかえる期間は月払いなら14日間、年払いなら30日間です。月額は通常価格で、ミニマムプランが月2,980円(LINE予約は入っていません)、ベーシックプランが月9,800円です。
予約システム全体の選び方はこちらの記事にまとめています。詳しくはリピマルのサービスページをご覧ください。

まずは今日、これだけ試してみてください

紙に一行だけ、書いてみてください。「開業初日、患者さんはどうやって予約するか」。

「電話で」と書けたなら、次に「施術中に鳴ったらどうするか」を書いてみてください。書けなければ、まだ決まっていないということです。3つのうちの一つ目、予約の入口から、決めていきましょう。

この記事で使ったデータ

●導入事例: 整体院(匿名)(2026年 導入)

●導入事例: 池袋西口駅前M式整体(2026年前半 導入)

●累計導入店舗数 100店舗(サービス開始からの累計(現在の利用店舗数ではない)・2026-08時点・n=100・自社調べ)


予約や顧客管理の仕組みを見直したい先生へ。リピマルの詳しい説明はトップページにあります。

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